形成外科
当科の特長
- 外科学などが進歩して、平均寿命が飛躍的に伸びた結果、病気による障害だけではなく、変形や、醜形に対する治療が必要という考えが広く浸透してきています。形成外科では、それらの変形に対する患者の精神的苦痛を取り除き、社会復帰の手助けをし、人間的に回復することを目標としています。
- 具体的には、おもに身体の表面と、それに近い組織の生まれつきの異常、きず、できものなどによる障害に対し、機能的にはもちろん、形態的にもなるべく正常に再建することを目的としています。診療内容として主なものは、顔・手足のきず、顔の骨折、やけど、ホクロ・シミ・赤あざなどの皮膚のできもの(腫瘍)、皮膚の感染、耳が小さい・指が多いなどの生まれつきの体表面の異常、床ずれ、糖尿病や動脈硬化症でおこる慢性的なきず、傷あと、手術後のケロイド、老化による眼瞼下垂など多種多様です。
- 例えば怪我したばかりの傷や、手術のときには、当科ではなるべく細い糸で、後々傷あとが目立たなくなるような縫い方で縫合します。怪我や手術の目立つ傷あと、痛みやかゆみを伴うようなものでは、軟膏・テープ・注射などの保存的治療や、手術で傷あとを切り取り、目立たず、症状がなくなるように再縫合する治療も行っています。比較的大きなできものや体表面の異常などでは、周囲の皮膚を切って移動させ、変形が最小限となるように手術を行います。また縫合不可能な傷にも、植皮や遊離組織移植などのさまざまな方法で対応しています。
- 恵み野病院では毎週月曜日の午後、4人の医師が交代で診療に当たっています。形成外科で扱う疾患は多種多様で、他科の先生方も把握していない部分も多々あります。疾患によっては当日外来手術が可能な場合もありますので、「形成外科で扱うもの・・?」と思われましたら、一度お気軽にお越し下さい。
医師紹介
現在常勤医は在籍しておりません。
毎週月曜・金曜日の午後に診察を行っております。
主な治療対象
分類 | 疾患名 |
---|---|
形成外科の領域 |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|