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ヘルニア外来(毎週月曜日午後)を開設致しました

「昨今、鼠径ヘルニアにはメッシュ(人工線維)による修復術がごく一般的な手技となりました。
現在、米国では受診する人が年間80万人とも言われ、専門の外科医が数多く存在します。日本では、年間18万件とまだまだ手術の簡便性などの情報が患者様に浸透しておらず、我慢するなどして受診を渋っている潜在的な患者様が多いと言われています。
このように患者様の数が多い鼠径ヘルニアですが、手術以外で根治させる方法はありません。最近では鏡視下手術の普及により、より患者様の侵襲が少なく、早期の社会生活への復帰が可能となりました。2009年ヨーロッパヘルニアガイドラインにおいて鏡視下手術が、術後疼痛の軽減に優れているとの推奨がなされていますが、未だ日本では30%程度の普及率にとどまっています。
当院では、6月7日より毎週水曜日午後にヘルニア専門外来を開設します。また、水曜日以外でも必要な場合は診察を行いますの で鼠径ヘルニアを疑うような時は診察をお受け下さい。